評価分析は自然言語処理の基礎技術でありながら実世界に広く応用されている技術です。たとえば、顧客の声を拾うために商品レビューを評価分析して肯定的なのか否定的なのか判断するのに使われています。また、情報抽出の技術と組み合わせて、文書のどの部分が肯定的/否定的なことを言っているのかを判定することもあります。
参照: An online form with built-in Sentiment Analysis
評価分析を行うためによく使われるのは教師あり学習による手法です。教師あり学習を用いた手法では、評価分析をする対象のテキストとその評価のマッピングを機械学習アルゴリズムに学習させます。したがって、教師ありの手法を使うためにはラベルの付いたテキストを用意する必要があります。
本記事では、教師なしで評価分析器を作成する方法を紹介します。教師なしの手法のメリットとしては、ラベル付与済みのテキストを用意する必要がない点を挙げられます。記事は以下の内容で構成されています。
- 実装するモデルの説明
- モデルの実装
では、実装していきましょう。
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